いたいけなレモンの苗にからみつき、ポイ捨て防止に張ったネットに巻きつき道路まで勢力を伸ばし、木々のてっぺんまでをおおう葛の花。この猛暑に熱帯生まれの植物だろうか。蛇のごとく縦横無尽に光合成を独占しようと森中をのさばっている。ふと見上げると高い木の上に草刈人の憎き敵、葛の花があでやかにに咲いているではないか。まるでいやしい人間を見下ろして「野生の品格ここにあり。」と勝ち誇っているようだ。
考えて見ると、雑草か雑草でないかの違いなんて、人間に好まれるか好まれないかの違いしかない。しかし人間に疎んじられるドクダミとかアカメカシワの木にはたいてい並はずれた薬効成分があるそうだから不思議だ。
都合よく品種改良された野菜や草花ばかりに囲まれて、「菜園とガーデニングが趣味ですの。」
って方々も住宅街には沢山いらっしゃる。
わたしのように「雑草が趣味ですの。」と話したら、もう立派な「変人」のジャンル入り。
「おまえなんかクズだ。」 なんて言われているんだろうけどかまわない。
猛暑一転雨模様で気温が十数度低下。ついに新車用のカーナビを探しにイエローハットに。空間的認知力のない我が家のすべての運転手には救世主。
大学の遅い夏休みで次男が帰って来て久しぶりの四人家族を楽しんでいる。
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